2013年05月19日

またまた摂食・嚥下セミナーに行ってきました。


いただいたサンプルです。

摂食・嚥下 リハビリ用品

よくなりましたねー、ケア商品も。種類も豊富になりましたし。



さて昨日のセミナーは、「口から食べられることへのケア」と題して、
日本大学歯学部の戸原先生と大阪大学歯学部の野原先生の講義でした。


4月に受けた野原先生の講義でもあったように、現場の「気づき」が大事と
いうところがミソでしょうか。

以下、ざっと、メモ。


 急性期に胃ろうした後、実は回復している人もいて、1から2割の人は
 誤嚥なしで食べられる能力を持つ人がいる。
 
 誤嚥があっても、8割の人が食事の環境を整えれば食べられる。

 食べちゃダメ!とすぐに禁止するドクターが多い。
 どうやって食べましょうか、何をしましょうか、と考え、行動する。

 高齢者の死因は、今や脳血管障害を抜いて、肺炎が第3位に。
 そのうち、誤嚥によるものは7割!正しいケアで誤嚥は防げる!
 これからの高齢社会、多くの人が専門性の高いことを知り、
 気をつけていくことが必要。それは地域や施設に合ったものであろう。

 
 食べられるのに胃ろうで何年も食べてない人、
 食べられないのに胃ろうもせず、食べさせられている人、
 まったく反対の人がいるという現状。

 「胃ろうの功罪」なんてTVで特集をやったりしているが、
 胃ろう自体が悪いのではなく、「胃ろう」をした後、
 それをうまく使えてないスタッフが悪い。


これはドキッとしましたね。



ほか、

先生がハッとしたこと。

家族さんがおっしゃったことで、
寝たきり、しゃべれないお父さんの完全胃ろうを勧めると、
「食べるということで、生を確認したいんです。」と。

食べ物を口に入れると、口を動かしてくれる。

食べることはコミュニケーションなのだということ。



技術的なことでは、

 口の中を見よう。
 口の中に柱ができたように粘っこいつばのある人は喉も粘ついている。
 そういう人は食塊形成できない。

 口の渇いているときにパンやゆでたまご・・・ほおばらせる!?
 想像力を働かして介護をしよう!

 摂食・嚥下障害の症状・・・食べこぼす、むせる、食事に時間がかかる、
 口が開かない、口に貯める、丸のみ、よだれが出る、飲み込めない・・・・
 だから、食べさせないのではなく、「何かして食べやすくしてあげる」。

 とろみ剤は、時間が15分くらいたってかたまる。
 「とろみつかないわ〜」とつぎ足していたら、入れすぎで固くなる。
 それを口に入れて詰まる場合あり。
 とろみは飲み込みの遅いタイプの人に利用。

 リハビリテーションの種々。
 たとえば、開口訓練・・・口を最大限に開け10秒保持。一日5回3セット。
 頸部のマッサージ、上肢挙上体操、食事姿勢の改善など。

 (パーキンソン病・・・嚥下障害は頸の固さと相関する。重症分類とは相関しない。
            予防的にも頸のマッサージと可動域訓練をしておくと良い。)

 従来からのアイスマッサージは、覚醒、準備運動にはなるが、嚥下反射を鍛えるとは
 言い難い。

 上肢挙上運動だけで、肺活量が30から40cc上がる。

 「嚥下」を説明するだけで、上手に食べられる人もいる。これ重要ポイント。

 片側嚥下。重力で流す方法。

 訓練でなく、支援しよう。

 生ぬるいものは嚥下を誘発しにくい。
 高齢者うす味好きは違う。味の濃いもの、好きなものは食べやすい。
 高齢者は甘いものが好きな人が多い。おかゆ嫌いな人も。嗜好に合わ
せる。

 


う〜〜〜〜ん、

まだまだいっぱい。長くなります。書ききれなーい。

ここではこの辺にしときましょう。



最後に、繰り返して先生方がおっしゃっていたことを。


こちら側が「なんとか食べやすくならないかなぁ・・・」と考える。

 感性で介助!!





ここでも「感性」かぁ。。。






<追記>


たくさんの映像と実演を見せていただいたおかげで、
嚥下の5期が目に浮かぶようになりました。
基本のアプローチも押さえた。
やっと・・・やっと、ここまできました・・・ふ〜っ。。。


上手くいかなかった事例も挙げておられましたよ。

 在宅で、食べられるようにするには「説明にもとづいた協力関係」が重要。
 どれだけこちらが説明しても家族(介護者)の協力が得られなければ、
 食べられるようにはならない。


これはつくづく思います。身体のリハビリでも同じ。

はいはいと物分かりがよくて、頭の回転もよく、明るい協力的に見える配偶者でも
実際の介護では、案外「放っている」人が多い。
   
自ら「いい方向に解決しよう」とする家族がいるところは情報も人も集まり、
自然とスムーズに事が運び、最終的に介護自体も楽になります。

本当の意味での「かしこい」家族を持っている人は、Happyです。


   

posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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