2013年01月29日

死ねない時代 到来


日めくり1月29日「一升の利得より三合の倹約」



昨日出勤したら、伝言がロッカーに貼ってありました。
「Nさん、間質性肺炎と心不全でS病院に入院しました。」
Nさんは先日記事に書いた深部静脈血栓症で介護保険の利用者さんです。

昨日は介護用品のレンタル業者に歩行器をNさんの自宅に持ってきていただいて、
お嫁さんやNさんに実物を見せておススメする予定でした。
お嫁さんが反対してましたから、歩行器使うのを。
そのかわり、「リハビリしてください。もっと歩けるように。」と、
こちらは半ば強引でした。

症状からいくと、もう積極的な運動はやってはいけない状態だったのです。
リハビリというよりも家庭環境を整えて、1人暮らしのNさんが安全に体の負担を軽く
動けるようにすることが先決でした。
(もっと早く、楽な生活にしてあげてたら・・・)わたしはそう思います。


先日、OクリニックのO先生のセミナーでのお話。
「高齢者は自分が介護が必要になった時、どこに住みたいと思っているか?」


自宅でそのまま住もうと考えている人  日 本     46.2%
                       スウェーデン  18.5%   

リフォームして住もうと考えている人  日 本     20.2%
                       スウェーデン  47.5%
                        

高齢者住宅に住もうと考えている人   日 本     7.8%
                       スウェーデン  22.1%



要するに、「家で過ごしたいし、リフォームをすることも考えていない。」
そういう考えの人が多いという結論です。

実際の現場でもひしひしと感じます。「はい、リフォームします!」
なんて二つ返事をくれる人なんて、ほとんどいません。
いい返事をくれるのは同業種の身内か、これから一緒に住んで介護しようと
している人くらいです。それでも、周りから反対されたりしますからね。


はっきりいって、「他を変えたくありません、運動して体を動けるようにしてください。」
なんてお願いは都合が良すぎると思います。

新人の頃、病院勤務だけをしていたときは、お家に帰っても生活できるように
運動機能をアップしてあげなきゃ・・・という使命感のようなものがありました。
しかし、実際、在宅でのリハビリにかかわるようになってからは、
そんな使命感はちっぽけなもので、家に帰ったら結局は、患者さん個人の生活意識、
人生観、家族の意識、習慣、・・・などによって予後が決まっていくということを実感しました。
あたりまえですが。

病院では、決められたプランで動けるようになりますが、はたして、
退院してからはどうでしょう。今までの自分の生活の意識のまんま、
家にリハビリしに来てもらっても、その時間だけで、後の時間は自由気まま。

結局、言いたいことは、特に今の70代高齢者やその人たちの子どもたちは、
自分の老後をどう過ごすか、について考えることがなさすぎたのではないか、
ということです。昔は人生50年と言われていました。今は、病気して、
喋れない、動けない、食べれなくなったくらいじゃ死ぬことはできません。
そこのところを自分のことだと見据えてもらおうとしても、
今の当事者たちの考えを変えることは至難の業です。

それなら・・・今の20代、30代の人たちにはしっかり、
「自分がもし倒れたら、どうしたいか、どうしてほしいか」
を考えて、そして、表に現していってほしいと思います。
わたしはその人たちのお手伝いをしたいと最近思うようになりました。
特に女性は、妊娠しにくい人、難産の人が増えてきているそうです。
高校生で尿漏れに悩んでいる人もいます。
若いうちから自分の体をケアすることを意識していただいて、
年をとってから困らないような体を作っていってほしいです。

昔のような病院で介護してもらえる時代はもう戻って来ません。
自ら栄養、運動といった体作り、環境作りをしていった人が生き残る時代になるでしょう。
自費診療で自分の選んだ治療を受けるのもさかんになるでしょう。
自分に厳しい時代になると肝に銘じて行きたいと思います。


(・・・ちょっと今日は過激です。。た(^^ゞ)



posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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