2012年03月21日

どんどん使ってください。


近頃、「ガンのリハビリテーション」というのが現場でも学会でも
しきりに耳にするようになりました。

(ふん。)と気にも止めなかったんですが、さすがに、TVで新しい療法のように
取り上げられてたのを見てびっくりしてしまいました。


「ガンのリハビリテーション」なんて、あたりまえのあたりまえじゃなかったの?


リハビリテーションの学校が日本に設立された初めのころ、
教壇に立った先生方は欧米にわたり、リハビリテーション医学を学び、
外国の病院で実務を行い帰国した方々でした。

確実に言えることは、その先生の中のO先生(もう定年退職されたが)の授業では、
30年以上も前に「ガンのリハビリテーション」を講義・実技されていました。

この時の学生は、ガンに限らず、リハビリテーションは、
術前、術後、施されるようにも学んでいます。

整形外科に限らず脳卒中での麻痺などから、
新生児の運動能力の発達の遅れ、循環器・呼吸器、
難病疾患や精神疾患(うつ病、認知症・・・)などの
リハビリテーションも30年以上前の授業で学んでいました。


しかし、現場は・・・



ガンに関して言えば、2010年の診療報酬改定で新たに
新 がん患者リハビリテーション料 200点(1単位につき)
設けられたのが、大きな動きになったことは間違いありません。

医療も経営。もうかるとなると 積極的にやろかってことです。


TVで、「今までガンのリハビリテーションってなかったんですか?」
と素朴な質問をされた方がいましたが、大きな有名な病院じゃなくても
小さな病院でも、診療報酬改定前からやってる理学療法士はいるんですよ。


結局、理学療法士の最大の特色が生かせないまま、
認定から40年以上が過ぎてしまったのですね。

ここに来て思うのは、「医師の指示の下に理学療法を行う」という定義を
学生のときに最初に教えこまれるのですが、ここのところがミソであったと。

理学療法士がどんな技術をもっているのかアピール不足か、
それとも、リハビリテーションに通ずる医師の不足、
そしてまたその医師との連携体制の構築が遅れたこと。

新たに医療点数が設けられることで、あたりまえのことがやっと行える。

それが現実。


さらに輪をかけて怖いのは、
資格誕生から40年近くをかけて2001年で3万人に満たなかった資格保持者が、
2009年現在までの僅か8年で約7万4千人となっていること。

これだけの短期間で連盟会員数がアメリカを抜き、日本が世界第1位の
理学療法士保有国となってしまいました。

質の低下も言われてますわ。


類似職種が次々と養成されてますけど、

本来の理学療法士の専門性を活用してみてください、
患者さんにとってはとっても有益ですよって、
アピールしていきたいですね、

古株の私としては。





posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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