2010年01月26日

おちゃらけ先生

このブログに書いた「Yさん」は、 イニシャルが同じということで、3人くらいいるのだが、 今日書く「Yさん」は、ひときわ男前の72歳の元教師だ。 3年前に脳の下部の梗塞を起こし、左半身がマヒ。 腕は筋緊張が高まって曲がったまま。 脚は随意的に動かせるが弱く、踏ん張れないので、 プラスチック製の短い補装具を履いてポツポツ歩く。 目や体が細かく揺れるのを補うのに、 いつも目を細め、ニコニコしているように見える。   足るを知る・・・ なんてね、時々私に言うんだけど、 ホントは夜の街中を闊歩したいんじゃないかと思うんだ。 現役時代は、生徒のお母さん方に大モテだったらしいし、 倒れる前までは、上下真っ白のスーツを着て、 ポケットに手を突っ込み、脚を放り出しながら歩く・・・ 一見その筋の人のような風貌だったそう。 内縁の奥様がおっしゃる。 「めちゃ、カッコよかった。」・・・奥様の顔が赤らむ。 今でも30年以上前の教え子さんたちが家に尋ねてくる。 少々バンカラでも、校長も父兄も何も言わなかった。 「先生」としても、デキル人だったのが想像される。 その「先生」が、昨日言った。   僕は、気がついたんだ。   教師になって、3年経った時だった。      「先生」という職業は、「司会者」なんだ。   みんなが話せて、みんなが力を出せる・・・・   そういうふうに進行の役目をするのが「先生」だと。      だから僕は、そのあと3年間、徹底的に「司会」の勉強をした。      そうしたある日、大学で同級だったヤツが僕の授業を見て言ったんだ。   「Yさん、上手くなったねーーー!」・・・って。 「今の状態で満足している。」 きっぱり言うYさん。 まんざらホントでもなく、嘘でもないのだろう。 最高目標は、「美人と歩きたい。」 「あそこのデイケアの●●ちゃんと△△ちゃんと、  こっちのデイサービスの□□ちゃん・・・・  ワシは、たくさんの女性に囲まれて幸せや??? (#^.^#) 」 と、にやける。 そんなYさんは、時々、私の「先生」になる。
posted by akane | Comment(0) | 日記
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