2009年11月08日

男と女の真実

おとといの真夜中、 太宰治氏の特集番組があるとのことで、 録画予約をして寝ました。 昨日の朝、再生してみると、 1ヶ月前に見たものと同じでした。 再放送だったんですね。 『ETV特集 斜陽への旅 太宰治と太田静子の真実』 (第291回をクリック) ずっと心に引っかかっていて、 自分なりに考えてみたものの、 文にせずにいました。 このまま書かないでいると、 ずっと考え続けることになりそうなので、 今日は、ちょっとだけ、 メモっておこうと思います。 実は以前、この番組を見たときと同じ頃、 太宰をテーマに作られた番組を もう一つ見ました。 それは、昨日の番組が太宰の裏側なら、 表側というべき番組でした。 妻に宛てた手紙。 「愛している。」という結び。 昨日の番組と照らし合わせると、 時を同じくして、太宰は太田静子さんに 「コイシイ」と書いています。 静子さんが太宰の子どもを身ごもった時は、 「もう静子とは、死ねなくなったね。」 とも。 一緒に死ねる人。 恋しい人。 太宰の中では、愛している人と恋する人は違って いたんでしょうか。 静子さんは、太宰に勧められるままに、 お母さんとの暮らしを日々綴っていました。 太宰は静子さんにじきじきに 「君の日記が欲しい。」と言っています。 『斜陽』は、その日記を参考に書かれたものです。 『斜陽』が出版されて半年後、 太宰はまったく違う女性と入水自殺しました。 話は前後しますが、 その一年前、静子さんは太宰の死を予感し、 太宰に会いに行っています。 けれど太宰は大勢と飲んでいて、 静子さんと二人になるのを避けました。 これだけなら、一般の男性と同じ。 身ごもった静子さんを避けた行為と取れますが、 このあと太宰は、静子さんの肖像画を描いて残しています。 それも、今にも泣き出しそうな静子さんの顔です。 そこに太宰という人物の内面が想像できます。 本当にうとましい女性のことを わざわざ絵にする人はいないと思います。 自分から無視した女性の さみしい顔を残す人もいないでしょう? このときすでに『斜陽』を書き上げていた太宰は、 死を覚悟していたのですね。 これらの番組を見て、2、3日後でしたか、 茂木健一郎さんの文で見かけました。  男性は、好きになった人を違うフォルダに保存する。  だから、いつまでも忘れられない。     女性は、上書きする。  新しく誰かを好きになると昔の人を忘れる。 こんなふうなことが書かれてあったと思います。 思わず太宰の行動に当てはめてしまいました。 違うフォルダに納められたそれぞれは、 それぞれに大切なもの?であったのかな? それだと同時進行でもおかしくない。 男性ってそうなのか・・・・・。 でも、女性でも上書きしている人ばかりでないし、 みんながみんな、そうとも一概には言えないと思うなぁ・・・・・。 そんなことを考えながら、一ヶ月。 結論なんか出るはずないんですが、 太宰の気持ちも静子さんの気持ちも 哀しいくらい分かります。 それにしても、 こんなことを考えていた私は よっぽどの暇人かもなぁ。。。。。。
posted by akane | Comment(0) | 日記
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