2009年06月01日

脳科学者と禅僧


昨日、「人は死ぬから生きられる」を読み終えた。

脳科学者 茂木健一郎氏と禅僧 南直哉(みなみじきさい)氏の対談本。
うーーん、対談というより、問答本といった方がぴったり。

言葉の遣い方が高次元なので、言葉の定義が認識できてないと、
二人の会話についていけない。

「ちょっとまてよ。この言葉は、どういう意味で使われているのか?」
立ち止まってしまう。

辞書を片手に、何度、読み返したことか。
ひと言ひと言、何回も何回も舞い戻らなければならなかった。

茂木健一郎氏は、脳科学者と呼ばれているが、彼は禅僧ではないか?

南直哉氏は、禅僧であるが、科学者か?

二人とも、ジャンルを逸脱した奇才である。

物事の深層を探求していくと、これは科学、これは宗教・・・・・と
枠が無くなるのだと思う。

茂木氏の思想がそうであり、南氏の思想がそうである。

二人は、反対の言葉を使いながら、深層の部分で、共通の認識を感じている。

このような対話ができる関係はそうそうないだろう。
めぐり合えた二人は、しあわせだ。

だが、二人は、それぞれの道をまた歩み始める。
心の中では、一番近い存在でありつつ、離れていく。

それこそが、共通の生きる意味の表れ。

心がざわつく。

茂木氏、南氏、それぞれの本を片っ端から読み込んでみたいと思った一日。


posted by akane | Comment(0) | 日記
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