2015年02月10日

恋バナ


昨日、86歳、Yさん宅訪問。

1月から最高血圧が68、なんて日が続き、
しんどさを訴える毎日であったが、昨日は138。
ひさびさに明るい表情で迎えてくださいました。

体の調整が終わって荷物を鞄に詰め始めると、
Yさん、

「ちょっとショックなことがあって・・・」

と。

(なんだ?なんだ?)

「わたし、昔、三井○産に勤めてたんですね・・・」

Yさんが語り出しました。

「その時、両想いだった男性がいたんです。」

(!!)

「土曜日、新聞読んでたら、その人が亡くなったって載ってて。」

(!)

「あの頃のことですから、廊下ですれ違うくらいで。
 メールや携帯電話もなかったですし。」

「会社の慰安会で海でバーベキューをやりましてね、
 なんでか知らないけど、縁ですよね、
 その方といっしょに準備係になりましてね、
 その時、『これからもよろしく。』って言われたんです。」

(きゃあー!)

思わず、ぐるりと見回しましたよ、
昨年4月にご主人が亡くなっておられて、
そこいらにご主人が漂っておられないかと思って。


「でも、わたし、病気になって、なにも言わずに会社辞めて・・・。」

「ずっと勤めておられたみたい。重役になられておられたわ。」

Yさん、涙ポロリ。。。

「誰にも話したこと無いの。娘にも。」


鞄を持って玄関に行くわたしの背中で

「今日からきっぱりと忘れることにします。」

と。


「忘れなくてもいいんじゃないですか?」


「Yさんの今の素敵なかわいらしさは、いろんな思い出から溢れ出ているものですから。」


半世紀以上その人のことを思って生きていたって、
別に悪いことしてるわけじゃないですし。

わたしはそう思うんですね。




posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記