2015年02月05日

虚無感


昨日初めてお会いしたNさん。

「手とか足がカチカチに固まってるねん。
 伸びるかどうか診てくれへん?」

看護師からの依頼である。


お宅に伺うと、まっ白な柴のわんちゃん、
ワンワン!と大歓迎(?)

ベッドに横たわるNさんの上にピョン!

踏みまくってるやん!

Nさんはなるがまま。
パーキンソン病が進行し、目をかっ開いたまま仰向け、
手足は幽霊のように体の前で固まっている。

口周りや歯に黄色い食べカスがびっしりへばりついている。
大きな目はまばたきをしないため涙がこぼれベトベト。

看護師が言うには、Nさん自身が、あれは嫌だ、これは嫌だと
サービスを断ったから手を引いたのだという。


手指はゆっくりやれば伸びる。
それよりも、首だ。
後屈し固まっている。肩が後ろに反り、胸郭がカチカチ。

「痛くないですか?」

「う。」

確認しながら全身調整。


「いつもより穏やかな顔になってた!」と同伴の看護師が言う。
けれど、気ままな家だから、その日は良くても別の日は
門前払いされるかも知れないとのことだ。



体を楽にするのは簡単。

なんといっても難しいのは、
個々の考え方にこちらの考えをちょっとプラスしてもらうこと。

在宅介護、サービス側も相当のエネルギーが必要なのだ。



posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記