2014年10月11日

いろいろ体験して育つ。


Sちゃんのリハビリのこと。

大人だったら、たとえば緊張が高い筋肉を緩めるだけでも
あとは自然と正しい運動に結びつく。

子ども、とくに生まれたときから重い障害を持って生まれた子は、
筋肉の緊張を緩めただけでは正しい運動に結びつかない。
なぜなら、生まれたときから違った運動を学習してきているから。
違った運動ではなく、正しい運動を「こうだよ。」って教えてあげなくてはいけない。
(体験させてあげなくてはいけない。)

Sちゃんは、くしゃみが出そうになったり、セキが出そうになったりしただけでも
パニックになる。
一瞬にして顔が引きつり呼吸が止まり、真っ赤になる。

脳の広範囲な障害で、目が見えない、耳も聞こえない、
自分の体に何が起こっているのか分からない。

くしゃみが出ても、これは大丈夫なことなんだと認識できれば、
パニックにならなくても済む。

障害があるからって、じっと布団に寝かせたまま、
静かに過ごさせても体はこわばり変形を起こしてくる。

Sちゃんの力を信じて、パニックが起きてもいろんな体験をさせていくこと、
それが子どものリハビリで大事なこと、「育てていく」ということ。

もちろん、危機管理をしっかりしつつ。

昨日のSちゃんは、よくがんばった。
腹ばいで10分以上、頭を上げていられた。今までの最高記録。
人より遅いけれど、Sちゃんなりに発達してきている。

小さな値で一喜一憂することなく、大きな、長い目で見守っていこう。


posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記