2014年04月08日

夏ミカンの道


さっき、道端のサクラの木の陰に
夏ミカンがたわわに実っている木を見つけた。
2年前の“あの日”のことが蘇る。

あの日、季節は春だというのに台風みたいな風が吹いて、
JRは運転休止、
わたしは予約してあった場所に向かうべく私鉄を乗り継いだ。

駅から歩くすがら、ゴロゴロと夏ミカンが階段から転げ落ち、
道端に散乱しているのを見た。
がっくりと肩を落とした家主の姿が頭に浮かぶ。

なんとも心細い気持ちになった。

(なぜこの日なんだろう・・・)

初めて会うその人の場所へ、
時計を何度も確認しながら絡まる足を必死に走らせた。


(あのときから、見えるモノが変わったなあ。。。)

あれからの2年間は、セミナー、セミナー・・・
学ぶほどに身のほどを知る。


昨日、重篤な脳障害とそれによる呼吸障害でハイリスクな赤ちゃんと顔合わせ。
これから毎週1回のおつきあいとなる。

以前のわたしなら、運動機能の障害から目が離れなかったと思う。
2年前のあの“風の日”が無かったら・・・。

Sちゃんを見ながら、呼吸は?口の中の状態は?後頭部の関節の動きは?・・・
体幹部の可動性の悪さは体幹部から始まったのではないと、
Yさんがアプローチするのを見つめた。



転がった夏ミカンの道。

自分の愚かさに気づく一歩であった。



posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記