2012年06月22日

背中で坐る。


昨日は、範士がじきじきの指導をしてくださる日でした。

試験形式の演武をやりました。

5人1組。

横並びに1人ずつ引いて、引き終わったら後ろに下がり、
次の人が引き、後ろに下がって・・・を繰り返します。

ひたすら自分の番が来るまで、膝をついたしゃがんだ状態で、
弓を左手で立てて右手を腰に置いた構えの姿勢で待つのです。

じ〜っと、

とにかく、じ〜っと・・・・。


1番後ろになる5番目の人はそりゃもう、足が痛いのなんの。
つま先を立てて膝をついて、その上に腰を置いてますからね。

それをですね、な〜んもない顔しているわけですよ。
頭の中では、悲鳴を上げてるんですが(笑)


昨日、わたしは、その5番目にあたったんです。いやはや。

昨日はその前にも演武をやっていたので、足が持つかどうか、
もしダメなら正座してしまわなきゃならないと考えたりもしてたんですが、
ふっ、とね、以前読んだ比叡山の大阿闍梨 酒井雄哉師の体験談を思い出したんです。

まだ僧になる修行を始める前、いろいろと迷われておられた頃のこと。
夜中に大阪から比叡山まで歩いた。何回も歩いたそうです。
その時の話。

ひたすら歩いていると足が疲れてくる。そうしたら、たとえば今度は肩で歩く。
肩が疲れてくると、次は腕、腕が疲れたら、腰・・・・そうするとずっと歩いていられる。
・・・確かそんな話だったと思います。

で、昨日、これをやってみようと。


じ〜っと待っている間、足に体重がかかる。
親指の付け根が痛くなってくる。
そうしたら、今度は膝を意識する。
脚全体が終わったら、肩、腕、手、頭・・・・それぞれを使って、“坐る”。


できるんですねー。

背中で坐るうちに、「まだまだやれる。」そんな気持ちさえしてきました。

立つ時も、今まではフラフラしてたのに、昨日はスッと立てたのです。

2本矢を持って出て1回引いて、また同じ作法を繰り返して、もう1回引きましたが、
2回とも的にあたりました。


驚きです。まったく不思議な感覚でした。
人間の感覚ってほんと不思議ですねー。


もう5番目、いつでもいらっしゃい! ですよ (^^)v



posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記