2011年12月06日

自分にとってあたりまえの行動が、人を傷つけることがある。


昨日の連ドラ「カーネーション」。

髪結い屋さんのおかあさんのセリフ、きつかったなぁ。。。


おかあさんが言うんよ。 スゴイ形相で、糸ちゃんに。


「みんながアンタみたいに強くない。
  
 アンタの図太さは“毒”や!」




怖かったぁ。。。

糸ちゃん、倒れるんちゃうか心配したよ。


でも、ウチら視聴者は知ってる。

おかあさんの気持ちも分かるけど、
糸ちゃんの仕事が繁盛してるのは、
今まで人の何十倍も働いてきたからや。

家族や縫い子さんを養っていかなアカン。
大所帯の生活をしょってるんやもんな。

必死や。


みんなに好かれるってことはあらへん。


がんばれ、糸ちゃん! 応援してるよ。




<追記>

昨日、読みそびれた土曜日の新聞を読んだ。

毎週必ず読む玉村豊男さんのエッセイ。

今回の題名は「隣人の胸のうち」。

ちょっと連ドラの内容と重なりました。


(一部抜粋、まとめて書きます。)


入院したとき、隣のベッドには年寄りの患者さんがいた。

食事の時間にはその男がものを食べている様子を
カーテンの隙間から覗く。

自分は絶食の日が続いていて、栄養は点滴のみ。
人生最大の楽しみは食べることなのに食べれない。

悔しさと羨ましさにさいなまれながら、
ベッド上で原稿を書いて気を紛らせていた。


ある日、隣の患者がいないとき、看護師さんから
彼の身の上話を聞く。

脳梗塞で右手の自由が利かなくなり、字が書けなくなった。

彼は文章を書くのが好きで、小説やエッセイを同人誌に
投稿するのが趣味だった。

それができなくなり、かわいそうなくらい落胆しているという。


そういえば、ときどきベッドの上に原稿用紙を置いて、
じっと見つめていることがあった。

ペンも持たずなにをしているのかと私はいぶかったが、
そのときの彼の原稿用紙を見つめる目は、
私が彼の食べている皿の中を凝視する目と同じだったに違いない。



人がなにを大切に思って生きているのか、
他人には推し量ることができない。


自分にとってはあたりまえの行動が、
思いがけなく人を傷つけてしまうことがある
ことを痛切に知った。

・・・・


玉村さんは、その日から個室に移るまでは、べッドで原稿を書くのを
やめたそうです。


自分にとってはあたりまえの行動が、人を傷つけている。


糸ちゃんの行動が知らぬ間に人を傷つけていた。

私も人を傷つけてしまってるんだって、そのことだけは忘れないでおこうと、
昨日はくりかえしくりかえし思ったのでした。




posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記