2011年03月29日

避難時の心得「おはしも」

天災は忘れた頃にやって来る。

物理学者の寺田寅彦氏が語ったとされる。
 
明治三陸地震の津波のあと生活拠点は山手の方へと移動。
しかし、年月が過ぎ、孫の時代になると生活が便利な海の方へ。

寺田氏は、37年後の昭和三陸地震が起きたときに
「津波と人間」という随筆を書いた。
 
 地震や津波は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に
 執念深くやって来る。 

 
今回の大震災は忘れていないのに、それも想像を超える規模でやってきた。

思えば今自分が住んでいる場所は、海も川も近い。
最大5メートルの波がやってくると言われているが想像の範囲の話だし、
昔、川が氾濫して水害にも遭っている場所という事実から考えると、
住んでいる建物は流されること確実。

昨日、近くの高層マンションをいろいろ思い浮かべてみたが、
オートロックで入れないご時世、急いで山手に逃げた方がよさそうだ。

本気で、足腰を鍛えておこう。。。
津波と地震は執念深く、また、やって来るのだから。


昨日TVに映っていた小学校は児童約300人が無事。

避難所とされている場所に向かうが、ここでもダメ、あそこもダメと移動し、
最後に高台に逃げた。

日頃から防災教育が行われていて、こういう時はどうするか・・・と、
常に考える授業をしていたと。

子どもたちは口をそろえて言った。


「おはしも」


お・・・おさない。

は・・・はしらない。

し・・・しゃべらない。

も・・・もどらない。


避難時はこれらを守ること。


「走ったけどね。」

1人の子が笑って言った。



<追記>

建物の残骸さえ流されてしまった土地にポツリと梅の木。

潮を浴びたのに、花が咲いた。

春なんだなぁ。






ずっと、ずっと、見ててくれる?
posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記