2010年11月05日

体は病気でも。

連ドラ「てっぱん」のオープニングが見れたときは、
すかさずTVの前でスタンバイ!
曲が流れて踊りが始まったら、一緒に踊ってまぁーす!

ああいうフリなら、わたしでも踊れるよん(^^♪

大勢で踊っている場面では、どうしても画面向かって右下、
赤い洋服着たおねーさまに視線が釘づけ。

さ、今日も一日がんばります。


さて昨日は、Sさんに初めてお会いしました。
Sさんは、73歳男性、パーキンソン病を発症して5年の方です。

だんだんつまづきやすくなって、歩き方がたどたどしくなって、
そのうちころびやすくなって、病院通いしていたにもかかわらず、
病名が判明せず、なんだろう、なんだろうと言っているうちに
歩けなくなってきて、1年前に病院を替えたところ、
パーキンソン病と診断されたそうです。

お家を伺うと奥様が玄関に出てこられ、Sさんはというと・・・
部屋の入り口で、車椅子の背もたれにつかまり横を向いたまま
目を閉じ、頭を垂れてじっと立っておられました。

「はじめまして。」と挨拶すると、足をモゾモゾ動かして
向きを変えようとされますが、なかなか動けません。

とりあえず、介助して車椅子に座っていただき、
奥様から今までの経過や現在の生活動作などの状況をお聞きしました。
その間じゅうもSさんは目をつむったまま。
喋るのはもちろん、この頃は食べ物を飲み込むのも困難だそう。
さいわい指の動きは良くて、物は持てるそうです。

「目、開けれますか?」と尋ねると、Sさん、自分の指で
上下のまぶたを広げ、パチリ!と開眼。
わたしの顔を見て、にっこり。
男前じゃないですか!

動きをチェックしながら、ストレッチや軽い体操をしていただきましたが、
とても協力的。ときどき、笑顔が出ます。
奥様も穏やかな方で、よくありがちな「あなた!〇〇しなさい!」という
叱咤激励(?)はされません。

部屋の中をぐるりと見ると、絵がたくさん飾ってありました。
大きなジグソーパズルも鴨居の上に乗っています。

「これね、わたしと娘で作ったんですけど、
 主人がころんで、ドン!と壁にぶつかりますでしょ。
 そうすると上から落ちてきて、バラバラになるんですよ(笑」

なんだか楽しそうです。

ベッド横の壁には5枚のぬり絵。
「この絵、主人が色をぬったんです。」と奥様。

ご主人の動けなくなる体をなんとかしなきゃと、お家でリハビリにと
ぬり絵を続けてこられたそうです。
(73歳で、男性で、ぬり絵をされる方はなかなかいらっしゃいませんよ。)

緑や赤、青の額縁に入った鳥や花の絵。
真っ白な壁に一つ一つ、丁寧に貼ってありました。

奥様がだんな様(Sさん)をとても大事にしておられるんですね。
そしてまた、Sさんも動けない体でありながらにこやか。

病気に侵されることの無いあったかい家庭、いいですねー。


posted by akane | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記