2010年07月26日

新開地にて。

「神戸らもてん」に行ってきた。

koberamo

神戸は新開地、電車を降りれば地下の改札口からパチンコ店に直結、
地上に出れば、つっかけ履きのおっちゃんたち。
頭をてんこ盛りにしたまつげバサバサのギャルなんて、
人っ子一人いない。

(なんでこんなとこ、女が一人で歩いてんだ?)
・・・会場のアートビレッジセンターは、そんな商店街の通りにあった。

らもさん、七回忌なんだよね。

私が らもさんの作品に出会ったのは、去年の夏。
(生前の活躍ぶりから言えば、私はまったく遅れてる・・・。)
テンポがよくて、深いこと書いてるのに読みやすくて、
なんでこんなに文章が上手いんだ!って、大感動!

らもさんがどんな生活してきたとか、病気のこととかはあとで知ったことで、
知れば知るほど、またどうしてレロレロになりながらも、
こんな鋭い視点の真面目な文章が書けるんだろうかと
その才能の偉大さにますます感服してしまった。


もし、生きているときに知っていたら・・・・

ヤバイな・・・


入ったギャラリーには遺品の展示がしてあって、
幼稚園の時描いた絵、愛用していた時計やアクセサリー、民族楽器、
それから生原稿、いつも使っていた三菱uniの2B鉛筆と原稿用紙、
大事にしていた本などが並んでいた。

どれも相当使い込んであった。本はヨレヨレ。

そういえば奥様の美代子さんのコメントにこんなのが。
らもさんは、阪神タイガースが大好きなくせに野球中継をやっていても、
家に帰ってきたときはテレビも見ずに読書をしてた。
らもさんは活字中毒だった・・・・って。

遺品を見ながら、らもさんの文章を思い出した。

根がやさしい。
悲しいくらいやさしくて、やさしさが強すぎて
コントロールできんかったんかな?・・・って思う。


5時半、駅に向かう帰り道。
向かい側から、鉛筆と新聞を持ったおっちゃんたちの波。
競艇の放送があるんだって。
車椅子に乗ってろうが、半身が麻痺してようが、
おっちゃんたちは元気いい。

新開地はそんな街。

らもさん七回忌にぴったりの街。


sekiranun
(夏、楽しんでる?)
posted by akane | Comment(0) | 日記