2010年07月09日

介護が必要になったとき。

もし、老親が体が動きにくくなって日常生活が一人では おぼつかなくなったとき、心配だからということで、 すでに家から独立している息子や娘が、親を自分の近くに住まわせる。 親は親で、自分の子どもが「近くにおいでよ。」なんて 言ってくれようものなら、待ってました!とばかりに嬉しくて 今までの生活基盤をとっぱらい新生活よと引っ越す。 一見、最もであり、いい息子、娘、幸せな親が演じられる。 だが実際はどうだ。互いが「近くにいるというだけ」で、生活できない。 結論から書こう。 体の不自由な親を呼ぶなら、最初から同居、もしくは、 毎日、少なくとも一日おきくらいに、親の住む所に顔を出すくらいのことが できなければならない。 それができないのであれば、むしろ、親がそれまで生活してきた場所での 親の友人、知り合い、ご近所、地元の介護保険スタッフにお世話になるよう 段取りを組んだほうが、親自身がずっと不便を感じずに生活することができる。 昨日伺った先は、76歳のNさん夫婦宅。 奥様が歩けず、ご主人も腰が悪くゆっくりしか動けない。 奥様は耳も遠く、ご主人は物忘れが多く薬の管理もできない。 長年大阪で暮らしていたが、奥様が病気になり、 神戸に住んでいる、すでにそれぞれ所帯を持った息子や娘が 自分たちの近隣の2DKのマンションに呼び寄せた。 私は介護保険制度の関係で月2回伺っており、見たところによると 二人の生活は、持てる限りの体力を使い尽くし運動機能的にギリギリである。 奥様はずり這いでしか移動できず、ご主人はその介護をしているが、 十分な手助けはできない。 呼び寄せた息子や娘は、それぞれの所帯のことで忙しく、 一ヶ月以上も顔を見せないことがほとんど。 親のほうは親のほうで、心配をかけるからと電話もしない。 昨日伺うと、奥様の右目が真っ赤。 内出血していた。 奥様は心配して、血圧が180近くまで上昇しており、 ご主人もどうしていいかわからない様子。 私は別の用事で伺ったのだが、結局、その対策に追われることに。 木曜日ということで午後休診のところがほとんど。 看護師と相談してやっと見つけた眼科は往診せず。 けれどもドクターが忙しい外来診察の合間をぬって、 電話で相談にのってくださった。 私はなるべく手を出さないように見守っていたが、 ご主人とドクターの電話の会話がおぼつかず、 途中からドクターが私と交代するようにと指示され、その後は 私とドクターのやりとり。 最後のほうには、写真をメールで送ってと指示され、 目を撮影、メールでドクターの携帯に送信。 そしてドクターがまた電話をくださり指示・・・・ これで奥様は納得し落ち着かれた。 この体験は貴重だった。 自分に当てはめてつくづく感じた。 ネットワークをはっておくべし。 いざというとき相談できるお医者さんを見つけておくべし。 自分の生活は自分で支えるべし。 けど、人には甘えるべし。 だけど、けじめはつけるべし。 いろんなことを想定しておくべし。 子どもはあてにはならぬべし。 <追記> 昨日帰ってから、送信した写真をプリントし情報提供とお礼状を作成。 今朝、眼科に届けた。 受付で渡して帰る予定でいたのに、お待ちくださいと。。。 ドクターと対面。 「これでご縁ができました。」とドクター。 いいドクターや?(^^) さらに事の次第をケアマネジャーに報告。 今後いざというときは、ご本人からすぐにケアマネジャーに連絡してもらう。 対応できることであれば、即座にケアマネジャーが対処してくれる。 ケアマネジャーが最後に言った。 「これで眼科のドクターともご縁ができました。」 ご縁・・・・Nさん夫婦のおかげ・・・か・・・。 私は無事、写メールが送れてよかった。。。。 初めて送った写メール。携帯のカメラを使ったのは2回目。 それも1回目は失敗してる。あのとき失敗しといてよかった^^;
posted by akane | Comment(0) | 日記