2009年12月11日

あなたと私の間にも・・・。


雨の金曜日です。

昨日考えていたこと。

「相応の力」ってこと。

弓を引き始めの人を見ていると、やたらと力んで、
いっぱい引こうとしているのが分かります。
でも、思い通りには矢は飛びません。

和弓は作りからいって、矢をつがえた時、
弓の右側に矢が付きます。
ただ引けば、狙った的の前に飛ぶようになっています。

そこで、「手の内」という技術があります。

「手の内」は明かさない。

なんて表現がありますが、
「手の内」はもっとも重要で、もっとも困難な技術です。
明かさないというよりは、説明のしようが無い、
教えてもそうそうできるものでもないというのが、
ホントのところだと思います。

弓の持ち方には、矢をまっすぐ飛ばすための
複雑な工夫があります。
手の中で、皮膚を弓にからませることによってひねりを加える。
そしてそれは、弓自身が持っている反動力と
呼応させるように。

弱い弓は弱いなりに、
強い弓は強いなりに、
それ相応の力で弓と一体となるのです。

そうすることによって、矢は、左右にずれることなく
まっすぐ飛ぶのです。

卵だって、思いっきり握ったら割れるでしょう?
赤ちゃんだって、ぎゅっときつく抱いたら泣くでしょう?
心が傷ついている時に、強い口調で喋られても
よけいにつらくなるでしょう?
やる気マンマンで勉強を始めても、
頼りない先生だったらやる気を無くすでしょう?


「相応の力」・・・・です。


またこの加減が一番難しいんですけれど、ね。




evening
(5時半頃。帰宅途中に撮影。上下のシンメトリーに魅かれた。)



posted by akane | Comment(0) | 日記