2009年09月06日

言葉のちから

  風も吹くなり   雲も光るなり   生きてゐる幸福は   浪間の鷗のごとく   漂 とただよひ生きてゐる幸福は   あなたも知ってゐる   わたしもよく知ってゐる   花のいのちはみじかくて   苦しきのみ多かれど   風も吹くなり   雲も光るなり 「放浪記」で有名な林芙美子氏の直筆の未発表詩が見つかった。 林氏と親交のあった「赤毛のアン」の翻訳者 村岡花子さんの書斎に、 額に入れて飾られていたそうだ。  名句とされる「花のいのちはみじかくて・・・・・」の一節が含まれている。 飾る言葉は無いけれど、 心に湧き出る実感。 芥川賞を受賞した磯崎憲一郎氏の「終の住処(ついのすみか)」。 発売一ヶ月で15万部を突破。   「 翌朝、妻は彼(夫)と口を利かなかった。    次に妻が彼と話したのは、それから十一年後だった。」 興味をそそられるではないか。 シンプルな文だからこそか、力強いし、よけいに想像力が掻き立てられる。 ありふれた言葉をたくさん並べてみても、 伝えたいことは伝わらなくて、 逆に、たった一言が、ズンと心に響くこともある。 あたりまえのことをあたりまえに分かり、 あたりまえじゃないように、表現する。 難しいなぁ?。。。。。。。
posted by akane | Comment(0) | 日記