2009年04月09日

Nさんに学ぶ。

初心者教室に来られたのは、一年半前でした。 基礎技術の指導をしていても、 「そんなことできんの?」 「それ、大事なの?」 と、口をゆがませた皮肉いっぱいの笑みを浮かべ 何かにつけ、たてをつく人でした。 その方が、どうでしょう。 最近、目を見張るほど礼儀正しくなられました。 同時に「射」が格段に落ち着きました。 「Nさんは、まったく、失礼な人や!」 と私に苦情を訴えてきた方々も、皆、口をそろえておっしゃいます。 「Nさん、変わったね。」 はい、実は、私も最初は、この先どうなることかと思っていました。 想像ですが、この一年間ほど、いろんな先輩方に会って、 様々な指導を受け、Nさんなりに弓との向かい方を 考えられたのだと思います。 心構えが変わると、「射」が変わります。 「射」を見ると、その人の「なり」が感じられます。 昇段審査の審査をされる先生方は、試験の射を見るとき、 道場に入る際の礼を見ただけで、この人の射は、見るに値する 弓を引くかどうかが分かるといいます。 逆にいえば、道場に一歩足を踏み入れた時点で、不合格の人が決まるのです。 Nさん・・・・・ここまで変わられた方は、初めてです。 だんだんと「なあなあ」で過ごすことが多くなりがちな中、 どんどん、礼儀作法がよくなっていっておられる。 逆に、Nさんから学ぶ立場になってきた私です。
posted by akane | 日記